2006年12月15日
螺鈿細工の手鏡
アカバナー(ハイビスカス)の手鏡です。
貝を使った螺鈿(らでん)の技法を使っています。
(この作り方は正確にいうと
「蒔絵技法による青貝塗り」ですが一般的には螺鈿の範疇に入れられています。)

黒い漆の上にのせるとこんなきれいな色に輝きます。
白っぽい貝が漆にのせた途端に
美しく輝くのには感動します。
螺鈿細工はろうそくの灯の下では
一層怪しく美しく見えるそうです。
Hさん、試してみてくださいね☆
*【螺鈿】と【蒔絵技法による青貝塗り】の違いは?

【螺鈿】
漆を彫ったところに厚貝をはめ込んで、その上から漆を塗り重ね、全体を研ぎだす。
【蒔絵技法による青貝塗り】
薄貝を漆の上に置き、その上から漆を塗り重ね、薄貝の上の漆だけを剥く。
漆を彫ったところに厚貝をはめ込んで、その上から漆を塗り重ね、全体を研ぎだす。
【蒔絵技法による青貝塗り】
薄貝を漆の上に置き、その上から漆を塗り重ね、薄貝の上の漆だけを剥く。
Posted by 忠左衛門 at 19:08│Comments(1)
│漆作品
この記事へのコメント
おしゃれな鏡で、きれいですね~。
普通でも貝はいいですが、黒い漆の上に乗せるとまた一段ときれいに見えますね。
普通でも貝はいいですが、黒い漆の上に乗せるとまた一段ときれいに見えますね。
Posted by 美宇樹 at 2008年05月06日 18:06