刻苧(こくそ)の作り方

忠左衛門

2007年07月19日 07:19

【刻苧(こくそ)の作り方】・木地のつなぎ目を補強するため
・木地の切れやヤセ込みを防ぐため
・生地の狂いをなくす為

生地のつなぎ目や木目の芯を彫って刻苧を詰めます。①
のり漆を使います。下地漆でも可。
のり漆」に「刻苧わた」を入れヘラで練り混ぜる。

*刻苧わた・・・麻布を細かく刻んで綿状にしたもの。

木粉」を加え更に練り混ぜ粘土状にする。

*木粉は木地にサンドペーパーをかけたときに出る粉を取って置くと便利です。

 刻苧を詰めるときの注意

・深く詰めるときには中までよく乾くように2~3回に分けて詰める。
・乾くとかなり縮むので、最後はやや盛り上げるようにする。

 刻苧が余ったら

・ラップで密封すれは冷蔵庫でしばらく保存できます。
・粘土のように自由な形が作れるので、ビーズにしてアクセサリーにしたり、好きな形の箸置きにしたりできます。



重箱の角の継ぎ目に刻苧埋めをしたところです。
乾いたらペーパーをかけて平らにします。






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